注文住宅の図面にはどのような種類がある?

公開日:2019/06/01  最終更新日:2022/04/25

間取りやデザイン、住宅設備などを自由に選べるのが、注文住宅の魅力です。自分たちが取り入れたいものは最大限取り入れることができるので、理想の暮らしを叶えることができるでしょう。

ただ、家というものは一生に一度の買い物ですから、ほとんどの人が家づくりに関しては素人なのではないでしょうか。もちろん、家づくりに関する技術的なことや専門的なことなどは、ハウスメーカーの担当者や建築家などのプロに任せれば良いのですが、家族が安全で快適に暮らせる家づくりをするためには、自分たちでも家づくりについて勉強し、ある程度の知識は身に着けておく必要があります。

まずはさまざまな角度から見た図面を参考にしながら、完成した我が家での生活をイメージしてみましょう。

注文住宅は自由度の高さとコスパが魅力

住まい選びをする際には、どのような種類の家があるのかを理解することからはじめましょう。家は衣服や自動車とは違い、そう何度も買えるものではないので、価格だけで選んでしまうと後悔することにもなりかねません。

注文住宅であれば、自由設計のメリットを生かしながら、それぞれの家庭にぴったり合った生活動線に配慮した間取りを実現することができます。また、注文住宅には欧風や和風、和モダンなどのデザインによる違いや、フルオーダー住宅やセミオーダー住宅といった違いについても、自由に選ぶことができます。さらに、狭い土地や変形した土地でも柔軟に対応できるといったメリットもあります。どのような家を建てるのかは、その家族の生活スタイルやこだわりにもよるので、あらかじめ十分な話合いをしておくことが大切です。

そして最近は予算の面でも自由度の高い注文住宅が建てられるようになっています。「注文住宅は高い」と思い込んでいる人も多いかもしれませんが、ローコスト住宅を売りにした業者もたくさんありますので、建築費用のことで不安があるという人でも、諦めずに相談してみると良いでしょう。

図面の主な役割とは?

図面は主に3つの役割を持っています。ここでは、その役割について紹介します。

認識があっているかの確認

ひとつめの役割は、施主と実際に工事を行う業者との認識があっているかの確認です。図面とは、まだ見ぬ家の詳細なイメージ図です。
なので、もし双方の認識に食い違いがあればそれは図面に現れます。認識にずれがないかどうかを確認するためにも、図面は非常に重要な唯一無二のツールです。

具体的な指示書

建築現場の職人たちは、図面を忠実に再現する形で家づくりをします。つまり、図面は職人たちへの具体的な指示書としても重要な役割を果たします。

建築確認の申請書類

家を新しく建てる際、着工前に建築確認を受けなくてはいけません。この建築確認の申請をする際に、図面は大事な提出書類となります。

図面にはどんな種類がある?

住宅における図面は、20種類とかなりの種類があります。ですが、これだけの種類があると全てを理解するのはさすがに難しいです。今回は、最低限目を通したい「平面図」「断面図」「仕上表」「展開図」「衛生設備図」「電気図」の6つについて解説します。

平面図

平面図は、一番馴染みのある図面だと思います。これは、各階ごとに建物を水平に切り取った図で、真上から見た状態で表します。図面の周囲に記載された数値で、各間取りの広さを確認することができます。
平面図で表される間取りの奥行や廊下、出入り口の数値は「一方の壁の中心からもう一方の壁の中心」を測った「心々寸法」で記載がされているので、確認するさいは注意が必要です。

断面図

断面図は、建物を垂直に切り取った様子を表した図面のことです。各部屋の床の高さ(暑さ)や各階の高さ、の軒などのサイズ感を確認することができます。
平面図ではなかなか表現することのできない、窓やドアの高さのバランスなどを把握することが可能です。

仕上表

仕上げ表は、どのような素材や設備で家を作るのかを示すものです。内外装の仕上げ材料、つまり設備や電気類、内装、外装の品番や大きさ、色番号などを確認することができます。
特に色番号が異なってしまうと、家の内観や外観に大きな影響がでてしまうため、しっかりチェックしておきましょう。

展開図

展開図とは、住宅の室内の中心から北、東、南、西の四方を見た投影図です。各部屋の誕生の高さ、窓の位置や高さ、出入り口と家具の関係、設備器具の位置、仕上げ位置など重要なことがたくさん表されています。
設計事務所の設計図書には、この展開図が添付されることが多いですが、地元工務店などでは省略されることもあります。

衛生設備図

衛生設備図は、水回りに関しての図面です。排水や給水の位置は、一度決めると後から変更するのは非常に困難で、お金もかかってしまいます。
なので、しっかり確認することをおすすめします。特に、給水のメーターBOXや、排水枡が玄関アプローチの位置にあたる可能性も十分あるため注意しましょう。

電気図

電気図面は、照明の位置や照明方法、スイッチとコンセントの位置関係が記されています。コンセントの位置は、家具の位置や実際の生活にも大きく関わってきますので、しっかり確認しましょう。
特にキッチンでは、使い勝手や動線計画を合わせて確認することが大切です。

プランニングで差がつく注文住宅

注文住宅は、すでに完成している建売住宅を購入する場合とは異なり、完成までにある程度の期間を要します。最初に相談してから1年前後の期間がかかることも珍しくはありません。

土地探しからはじまり、現地調査を経てから工事請負契約という流れで進んでいきますが、契約の前に図面を用いての詳しい説明がなされます。この説明をきちんと理解しておくことが、後々のトラブルを回避することにも繋がります。

中でも広告などで頻繁に見かけるのが平面図です。平面図を見れば、部屋の位置や収納の場所が一目瞭然です。そして家を縦割りにしたのが断面図です。断面図を見れば、天上や窓の高さが分ります。更に部屋の中心から四隅を見た展開図や、電気線やガス管の位置が分る設備図があります。

これらの図面に隣家や道路の位置、陽射しの入る場所などを書き込んでいきましょう。全体が分る敷地図も参考にしながら、通行人や隣家の視線も意識しなければなりません。

このようにいくつかの図面を見ながらプランニングを重ねることで、より理想のマイホームに近づけていくことができます。これらの図面は、素人には分かりづらいものも多いですから、どんな点に着目して見れば良いのか、見落としてはいけないポイントは何なのか、などをあらかじめリサーチしておくようにしましょう。

依頼先で変わる注文住宅の満足度

注文住宅で建てるという意思が固まったら、まずは土地探しと業者選びからはじめましょう。一度建ててしまえば、よほどの事情がない限り引っ越しをすることはありませんので、数十年間はそこへ住むことを前提に、土地探しは慎重に行いましょう。通勤や通学などの必要がありますから、駅やバス停までの距離も大切ですし、スーパーやドラッグストアの位置など、利便性や暮らしやすさを総合的に判断しなければなりません。中でも政令指定都市である相模原市は都市機能が充実しているだけでなく、自然にも恵まれた魅力ある地域ですから、ファミリー層には特に人気の高いエリアとなっています。

また、相模原市には、注文住宅を手がける大手ハウスメーカーや地元密着型の工務店など、実積のある業者がいくつも存在しています。業者選びをする際にポイントとなるのが、どのような工法を用いて建築しているかという点です。自然災害が頻繁に発生する昨今、建物の耐震性や耐久性は大変重要です。それぞれの業者がなぜその工法を採用しているのか、その工法で建築することでどのようなメリットがあるのかなどをしっかり確認するようにしましょう。

そして一般的にハウスメーカーは工期が短く、工務店は長いといわれています。というのも、ハウスメーカーは自社工場でカットした資材を現場に持ってきて組み立てるだけというケースが多く、工務店は職人さんがひとつひとつ手作業で作り上げていくなどの違いがあるからです。ですから、ハウスメーカーのつくる家は全国どこでも品質が一定であり、逆に工務店のつくる家は職人さんの腕次第で仕上がりが変わってしまう可能性があります。ただし、CMなどの広告にお金をかけているハウスメーカーは建築費用も高くなりますが、無駄なコストをかけていない工務店であれば、建築費用が大幅に安く済みます。

もちろん、それぞれの業者ごとに建物に対するコンセプトを持っているので、一概に決め付けることはできません。印象だけで判断せず、信頼できる情報を収集しながら、時間をかけて検討することが必要です。そして、業者の中には無料でラフプラン図を提供してくれる所もあるので、ぜひ参考にしてみましょう。

まとめ

注文住宅といってもさまざまな種類があるので、目的や予算に応じて選ぶことが必要です。まずは提供された数種類の図面を参考にしながら、こちらの希望がきちんと反映されているかチェックしましょう。

家は一生に一度の買い物ですし、一度建ててしまえば、数十年間は住み続けることになるので、納得がいくまで何度もプランを練り直します。この図面を用いたプランニングが、注文住宅を建てる上で満足度に大きく影響します。

業者選びでも、それぞれの業者の営業姿勢や技術力をリサーチした上で、十分な比較検討を重ねることが必要になります。自分たちの理想を実現してくれる業者を見極め、ぜひ素敵なマイホームを手に入れてください。

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