注文住宅を購入する際には、計画的に貯蓄をする必要があります。
とはいえ、入ってくると使ってしまいますよね。
どうしたら貯まるようになるのでしょうか。
今回は、家を建てるためのお金を貯蓄する方法をご紹介します。
財形貯蓄
会社にお勤めの方の場合、財形貯蓄という制度があると思います。
給与から天引きされて、貯金ができるという仕組みです。
財形貯蓄制度には、「一般財形貯蓄」
住宅資金を準備するための「財形住宅貯蓄」
老後資金用の「財形年金貯蓄」
が有ります。
給与天引きなので、手取りが減ったというイメージなしに、お金を貯めることができますよ。
給与として手元に入ってから貯金するというのは、なかなか難しいですよね。
入ってきた分は生活に使いたいという方には、財形貯蓄はおすすめです。
ただし、財形貯蓄の制度がある会社にお勤めでないと使えません。
〇財形貯蓄・保険型
また、財形貯蓄は貯蓄型と保険型があります。
貯蓄型は、元本と利息を合わせて550万円まで貯蓄が可能です。
一方、保険型は財形貯蓄機能の付いている保険です。
万が一何かがあった場合には、保険金として保険料の5倍と利子が払われるという仕組みです。
途中で引き出すと一時所得として課税されてしまいますが、住宅資金以外の目的で引き出す予定がないのであれば財形貯蓄でしっかりと住宅資金を貯めるといいでしょう。
財形貯蓄は、フタを開けてみれば結局のところ銀行の金融商品です。
お勤めの会社によって利用する銀行が違いますので、詳しく知りたい場合は、お勤めの会社の財形貯蓄に詳しい方にお尋ねください。
定期預金や積み立て、国債
会社に財形貯蓄制度がない、あるいは給与として一旦手元に置いてから貯金したいという方には、定期預金や積み立てがおすすめです。
定期預金は、銀行などで取り扱っています。
毎月、一定のタイミングでお金を預け入れることができますよ。
ただし、現在は利子が少ないですので、ネット銀行など利子が高めの金融機関に預け入れるといいかもしれませんね。
また、積み立てができる金融商品を活用される方もおられます。
財形貯蓄には入っていない人も、金融機関の金融商品を利用すれば住宅資金を作ることが可能です。
定期預金よりも利子が欲しいが、金融商品は難しそうだから避けたいという方には、国債はいかがでしょうか。
定期預金よりも利子は高めですが、投資ほどの利益はでないかもしれません。
ただし、国の発行する債権ですので、利子や元本の支払いは国が行いますので、安心ですね。
住宅以外にもお金を使いたいのであれば、いいかもしれませんよ。
親から借りる、もらう
銀行から借りると、利息を払わなければならないのでもったいないと感じる人もいるでしょう。
親から住宅資金の援助があれば、助かりますね。
ただし、親からの住宅資金援助は利息がかからない分、将来の介護の約束が必要であったり、同居が暗黙の了解となったりなど、お金を出してもらう分口も出されることになってしまうケースがあります。
贈与の場合は、一定の金額を超えると贈与税がかかるので注意が必要です。
借りた金額をそのまま利息なしで返すのだから、親からもらったわけではないという意見もありそうですが、銀行に払わなくていい利息分は、事実上親が子どもにあげたようなものですよ。
親の存在が大きくなってしまうことは良し悪しです。
夫婦間、家族間で亀裂が入らないように十分注意してくださいね。
また、親から借りる、もらうという選択肢が最初からない方は、がっかりする必要はありません。
先行きの不安から、親からの贈与や借入がない方もたくさんいますよ。
副業で収入を増やす
そもそも貯蓄するだけの余裕がない人は、収入をアップさせることを考えてください。
副業で稼いだ分を貯蓄に回すのはいかがでしょうか。
副業禁止の会社の場合はダメですが、本業と両立できるならばいいかもしれません。
まとめ
今回は、住宅資金の作り方についてご説明しました。
色々な方法がありますが、大きく資金を増やしたいからといって、投資で増やそうとするのは、よほどの知識がない限りやめておいた方がいいでしょう。